【完全版】小麦中毒の恐怖！パンやパスタが止められない人は読まないでください

こんにちは、チョーです！

それでは、吉野先生！
今回もよろしくお願いいたします！

はい、お願いします！

小麦にはグルテンと呼ばれるタンパク質が含まれているよ。
分解される時にエクソルフィンといわれる物質ができるんだけど、脳の前頭葉のオピオイド受容体に結びつく。
麻薬と同じように快楽を感じてしまって「もっと食べたい！」と中毒になっていくわけだ。

小麦の中毒性は本当に厄介で、みんな感情論で否定してくる。

「ラーメンが好きだからやめない」
「夜中のカップ麺は至高！やめるなんて考えられない」
気持ちはわかるけど、完全に中毒になっている。

あくまで科学的根拠をベースに話をしないといけないよ。
論理的な議論ができないからね。

そして小麦には中毒性以外にも気をつけてほしいことが2つあるんだ。

1つ目は「クローン病」について。

クローン病は炎症性腸疾患のひとつ。
主に小腸や大腸がただれたり、腫瘍ができたりする原因不明の病気だよ。

口から肛門までの消化器官に炎症が起こる病気の総称だね。
難病に指定されていて、平成26年時点で日本に4万人患者がいる。
年々増加しているから、現在はもっと多いだろうね。

実際に僕が見ているクローン病の患者さんで、小麦を食べなくなったら症状がよくなった人がいるよ。

2つ目は「血糖値の急上昇」

小麦は高GI食品だから血糖値が上がりやすいんだ。

GIは「グリセミックインデックス」の略称なんだけど、血糖値の上がりやすさを数字で表したものなんだ。
60を基準に数値が高いほど血糖値が急激に上がるんだ。
一般的な主食になる食材を表にしてみたよ。

そうなんだ。
原因はアミロペクチンA。
こいつが血糖値を急上昇させる原因になっている。

インスリンというホルモンが過剰に出て、肥満の原因になるね。
血糖値が高い状態が続くと糖尿病の原因にもなるよ。

だから小麦は極力食べないようにしてほしいんだ。
だけど、中毒になってる人が多いからなかなか難しいね。

以下2つを紐解いていくと答えがわかるよ。

1つ目の理由は「そもそも小麦は日本では育たない」ってこと。
日本のように高温多湿の国では、小麦は育たないんだ。

つまり日本で作られている小麦は品種改良されたものが多いわけ。

ユーラシア大陸のコーカサス地域やメソポタミア地域といった、肥沃（ひよく）な三日月と呼ばれる場所で栽培されていたんだ。
今のイラクのあたりだね。
この辺りは豊かな土壌で乾燥していて、野生の小麦が生息していた。

そうだよ。
昔は野性の3種類の小麦を拾って食べていたんだ。

1番の違いはグルテンの含まれている量だろうね。
ヒトツブ小麦なんかは、ほとんど含まれていないよ。

実際、セリアック病というグルテン不耐症の人が食べても問題なかったって研究があるよ。
今の小麦は「緑の革命」といわれる遺伝子操作による品種改良で作られたんだ。

ロックフェラー財団が資金援助して行われた。
利益のためには、簡単にたくさん作れる方が良いからね。

2つ目の理由は「アメリカが持ち込んできた」ってこと。

第2次世界大戦後で日本は負けたからだよ。
アメリカは自国が戦場にならなかったから、大量に農作物を作ることができたんだ。

戦後はヨーロッパとかに小麦を売って大儲けしていたんだけど、途中から売れなくなって大量に余るようになってしまったんだ。
そこで目をつけられたのが日本。
在庫処分とばかりに大量に売りつけられたんだ。

それがほとんどタダ同然だったんだ。
戦後食糧難だった日本にはありがたい話だったから当然受け入れた。

その後に給食がパンになって、一般家庭に普及。
どんどん食の欧米化が進んで、小麦の無い生活なんて考えられなくなったんだ。

アメリカの圧力もあるから難しいだろうね。
歴史上ほとんど食べてこなかった日本人に合っているわけないんだ。

だからこそ日本人の8割はグルテン不耐性といわれている。
身体に合わないから上手く処理できなくて中毒にもなってしまう。

とにかく感情論で考えないことだね。

「ラーメンが好き！」とか「パンがないと生きていけない！」とか気持ちはわかるけど、それは中毒になっているだけ。
脳の中は「麻薬が好き！」「麻薬がないと生きていけない！」って状態になってる。

科学的根拠をもとに事実を受け止めてほしい。

そして小麦以外の食べ物に切り替えていこう。
パスタが好きなら米粉のものにするとか代替品に変えてみて。
できればキッパリやめてしまう方がいいんだけど、難しいだろうしね。